【特集】コインランドリー経営 実態調査2026、半数以上が利回り5%未満——相談相手次第で、結果は変わる。

「増やしたい」より「縮小・撤退・売却を検討している」が3倍。一方で、こうした課題を乗り越え、安定した経営を続けているオーナーも存在する。その差はどこにあるのか——セカンドオピニオンの重要性

ランドリー総研が全国のコインランドリーオーナー・経営者93名を対象に実施したB2B定量調査が、「安定収益ビジネス」という開業神話との深刻な乖離を明らかにした。

ランドリー総研では、多数のオーナーインタビューを通じて見えてきた”共通点”を、無料相談にてお伝えしています。

■ 調査のポイント(数字で見る実態)

  • 利回り5%未満のオーナー:53.3%(赤字20.7% + 0〜5%未満32.6%)
  • 「集客・売上が想定と最もズレた」と回答:32.6%
  • 光熱費が上がったが価格転嫁できていない:42.6%
  • 経営に「満足」と答えたオーナーは3人に1人、拡大より撤退・売却が3倍

■ 調査実施の背景

コインランドリーはかつて「手間なく安定収益が得られるビジネス」として注目を集めてきました。しかし現実はどうか。

ランドリー総研は2026年2月2日〜9日、全国のコインランドリーオーナー・経営者を対象に実態調査を実施しました。
コインランドリー業界ではこれまでB2C向け(利用者・消費者対象)のアンケートが中心で、実際に経営判断を担うオーナー・経営者を対象としたB2B定量調査は極めて少ないのが現状です。

今回の調査はB2B調査として統計的信頼性を確保するため100サンプルを目標に設計し、スクリーニング調査を経て有効回答数93(n=93)を獲得。

物件選定・投資判断・方針決定に実際に関与しているオーナー・経営者のみを対象とした定量調査です。
フランチャイズ本部やメーカーではない第三者機関として、特定の意見に誘導しない中立的な設問設計のもと実施しました。

■ 当調査が明らかにした主要な5つの現実

01|オーナーの半数以上が利回り5%未満の現実

Q. 年間の利回りを教えてください。
インドネシア バリ島サヌール地区 Sunrise Coin Laundryの料金表

赤字を含む利回り5%未満が過半数。「想定利回り」と実態の乖離が鮮明に。

Q. 事業への投資に対する回収状況に最も近いものを教えてください。
インドネシア バリ島サヌール地区 Sunrise Coin Laundryの料金表

投資回収済みはわずか28.3%。回収目処が立たないオーナーが3割超存在する。

年間利回り5%未満が全体の53%超。赤字(マイナス)が20.7%、0〜5%未満が32.6%。フランチャイズ・メーカーが営業資料で示す「想定利回り」を達成しているコインランドリーは少数派です。
加えて「投資回収目処なし」「回収計画を再構築中」「回収途中(目処なし)」が合計30.4%存在します。

02|最大の誤算は「集客・売上」

Q. 開業前に最も重視していた点を教えてください。
インドネシア バリ島サヌール地区 Sunrise Coin Laundryの料金表

開業前の関心は「立地・投資額・利回り」に集中。

Q. 実際に運営してみて「想定と最もズレた点」は?
インドネシア バリ島サヌール地区 Sunrise Coin Laundryの料金表

実際に運営して最もズレた点の1位は「集客・売上」。立地を選んでも客は自動的には来ない。

「実際に運営してみて想定と最もズレた点」の1位は集客・売上(32.6%)、次いでランニングコスト(21.7%)、機器メンテナンスの必要頻度・近隣競合の影響が各15.2%と続きます。
一方、開業前に最も重視していた点の1位は「立地」(34.8%)、次いで「初期投資額」(25%)、「想定利回り」(16.3%)でした。開業前の関心が「投資判断」に集中していたのに対し、実際の経営で壁になったのは「売上をつくること」——この、想定と実態のギャップが、多くのオーナーが開業後に直面する現実を示しています。

03|水道光熱費の上昇を価格転嫁できていない

Q. 水道光熱費の変化(開業時比)について教えてください。
インドネシア バリ島サヌール地区 Sunrise Coin Laundryの料金表

66.3%が開業時より水道光熱費の上昇を実感。

Q. 水道光熱費のコスト上昇を価格転嫁できていますか?
インドネシア バリ島サヌール地区 Sunrise Coin Laundryの料金表

水道光熱費が上昇したオーナーの42.6%が価格転嫁できていない。

66.3%が開業時と比べて光熱費が「上がった」と回答。
うち「ほとんど価格転嫁できていない」「全くできていない」「したいと思っているができていない」が合計42.6%。
開業時には想定されなかったコスト上昇が、経営を静かに圧迫しています。

04|コインランドリー経営に「満足」は3人に1人。”拡大”より”縮小・撤退・売却”が3倍。

Q. 現在の経営満足度を教えてください。
インドネシア バリ島サヌール地区 Sunrise Coin Laundryの料金表

「満足」「非常に満足」の合計は30.5%。3人に1人しか満足できていない。

Q. 今後の事業方針について教えてください。
インドネシア バリ島サヌール地区 Sunrise Coin Laundryの料金表

「拡大・増店」10.9%に対し、縮小・撤退・売却検討は32.6%。その差は3倍。

経営満足度で「満足」「非常に満足」と答えたオーナーは30.5%。今後の事業方針は「縮小・撤退」21.7%+「売却検討」10.9%=32.6%が後退局面にあり、拡大意向である「拡大・増店」(10.9%)の3倍に達します。

※「やってよかった」はQ. 経営満足度設問における「満足・非常に満足」の合計(30.5%)を表現したものです。
※「縮小・撤退・売却を検討している」は今後のQ. 事業方針設問における「縮小・撤退」(21.7%)と「売却検討」(10.9%)の合計(32.6%)を表現したものです。「増やしたい」は同設問における「拡大・増店」(10.9%)を表現したものです。

05|「知っていれば変わっていた」——集客と開業準備、オーナーたちの本音

Q.集客施策の「やっていること」と「効果があること」のギャップ
インドネシア バリ島サヌール地区 Sunrise Coin Laundryの料金表

「実施している集客施策」を聞いたところ、実施率トップはGoogleマップ口コミ(33.7%)、看板(31.5%)、SNS(30.4%)と続きました。

一方で注目すべきは、「特に集客施策をしていない」が28.3%に上ること。
施策を何もしないまま「立地だけで集客できる」という開業前の想定が、いかに現実と乖離していたかを示しています。

複数の施策を実施しているオーナーがいる一方で、3人に1人近くが何もできていない。
この差が、経営満足度や利回りの差にも影響していると考えられます。

では、実際に「効果があった」と感じた施策は何か。 同調査でオーナーに聞いていますが、このデータは無料相談(コンシェルジュ)にお越しいただいた方にお伝えしています。
どの施策を、いつ、どの順番で実施するか、あなたの店舗の状況に合わせて一緒に考えます。

Q. 先輩オーナーから、これから開業する人へ
インドネシア バリ島サヌール地区 Sunrise Coin Laundryの料金表

すでに経営しているオーナーが「これから開業を検討する人に特に伝えたいこと」を聞きました。経験者の声だからこそ、重みが違います。

1位:「成功している話だけでなく、うまくいかなかった点も知ってほしい」:30.4%
2位:「一つの事例や一社の話だけで判断せず、複数の事例を参照してほしい」:28.3%
2位:「フランチャイズやメーカーの特徴を事前に整理して比較してほしい」:28.3%
4位:「中立的な第三者の意見も一度は聞いたほうがいい」:27.2%

失敗を経験したオーナーだけでなく、うまくいっているオーナーからも同じ声が上がっています。
「比較する」「中立な第三者に聞く」。この2点が、開業前に最もやっておくべきことだと、先輩オーナーたちは口を揃えます。

フランチャイズの営業担当者やメーカーの担当者は、あなたに開業してほしい立場にいます。
その提案が間違っているわけではありませんが、「売る側の情報」だけで数千万円の意思決定をすることのリスクを、先輩オーナーたちは身をもって知っています。

ランドリー総研では、実際に経営しているオーナーへのインタビューを重ねてきました。
成功事例も、失敗事例も、生の声でお伝えできるのは、特定のフランチャイズ・メーカーと利害関係を持たない中立な立場だからこそです。フランチャイズ・メーカーの提案資料を一緒に読み解くことも、無料でお受けしています。

■ 浮かび上がる「セカンドオピニオン不足」という構造課題

当調査で特に注目すべきは、開業を振り返ったオーナーの声です。

Q. 開業を振り返って、 「こうしておけばよかった」と感じることはありますか?
インドネシア バリ島サヌール地区 Sunrise Coin Laundryの料金表

約30%が「中立な第三者のアドバイスを聞きたかった」「他の開業事例をもっと知りたかった」と開業後に実感。

  • 「フランチャイズ・メーカー公式情報以外を参考にすればよかった」:32.6%
  • 「他の開業事例をもっと知りたかった」:28.3%
  • 「中立的な第三者のアドバイスを聞きたかった」:28.3%

約30%のオーナー・経営者が、開業前のセカンドオピニオンの重要性を事後に実感しています。
コインランドリー業界における情報の多くはフランチャイズ本部・機器メーカー側から発信されており、開業検討者が中立的な判断材料を得にくい構造が、こうした後悔につながっていると考えます。

「成功例・高利回り」が前面に出る一方で、赤字・撤退・想定外のコストといった実態が十分に共有されてこなかった——当調査はその「業界の課題」を数値で可視化するものです。

ランドリー総研について

ランドリー総研は、こうした業界の「課題」に着目し、一人でも多くのオーナーが、満足のいくコインランドリー開業・経営を行えるよう、中立的な立場から開業・経営の相談・セカンドオピニオンを提供しています。

特定のフランチャイズ・メーカーとの利害関係を持たない第三者として、実態に基づいた業界の情報発信と提供を続けることが私たちの使命です。

『本当のところを知りたい』——そのニーズに応えられるのは、実際に経営しているオーナーへのインタビューを重ねてきたランドリー総研だからこそです。
フランチャイズ・メーカーの提案資料を一緒に読み解くことも、実際のオーナーをご紹介して成功・失敗の生の声をお届けすることも、中立な立場から無料でお受けします。

開業を検討している方も、経営に課題を感じている方も、まずは気軽にご相談ください。

■ 調査概要

調査名称:コインランドリー経営の実態に関するアンケート
調査対象:全国のコインランドリーオーナー・経営者(物件選定・投資判断・方針決定に関与している方)
調査手法:インターネットリサーチ(不特定多数のインターネット調査パネルをスクリーニング後、対象者102名に本調査)有効回答数:93(n=93)
調査期間:2026年2月2日〜2026年2月9日
調査機関:ランドリー総研

ランドリー総研 編集長:吉岡 文香

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