ランドリー総研

コインランドリー経営は、不動産活用や副業・投資として注目を集めています。
しかし、初めて検討する方にとっては「どんな流れで開業するのか」「利益モデルはどうなっているのか」が分かりにくいもの。ここでは、開業までのステップと基本的な利益モデルを整理してご紹介します。
全体スケジュールとフロー概要
コインランドリー開業には、おおよそ 6か月〜1年程度 が目安です。
流れを押さえておくことで、準備すべきポイントが見えてきます。
1. 市場調査・立地選定(1〜2か月)
- 商圏分析:人口密度、世帯構成、賃貸比率、単身者や共働き世帯の割合
- 競合調査:既存店舗数、価格帯、サービス内容
→ 利益を左右する最大要因は「立地選び」です。
2. 事業計画の策定(1か月)
- 売上予測とコスト試算
- 開業資金(自己資金+借入)の整理
- 利回り・回収期間のシミュレーション
3. 物件契約・設計プラン(1〜2か月)
- テナント契約または自社物件の改装計画
- 機器レイアウトの設計
- 看板・外装デザイン検討
4. 融資・資金調達(1〜2か月)
- 金融機関との相談
- 事業計画書の提出
- 融資決定後、資金実行
5. 工事・機器導入(2〜3か月)
- 内装工事、給排水・電気工事
- 洗濯機・乾燥機の搬入・設置
- POSシステムや監視カメラの導入
6. オープン準備(1か月)
- プレオープン、近隣への告知
- オープニングキャンペーン
- 清掃やスタッフ教育(無人型でも管理オペレーション確認)
利益モデルの理解
コインランドリーは「売上構成」と「コスト構造」を把握することで、投資判断がしやすくなります。
売上構成
- 洗濯機収入:小型〜大型まで、1回数百円〜1,000円前後
- 乾燥機収入:10分100円が一般的
- 付帯収入:洗剤販売、スニーカーランドリー、クリーニング提携、自販機など
コスト構造
- 固定費
- 家賃(立地によって大きく変動)
- 機器リース料 or 減価償却費
- 保険料・通信費
- 変動費
- 水道光熱費(特にガス・電気代が大きい)
- 洗剤・消耗品
- その他
- 清掃委託費、人件費(無人型は少額)
- 集客・広告費(チラシ、ポスティング、WEB広告)
収益イメージ
- 開業資金:1,500万〜3,000万円程度(規模により変動)
- 月間売上:50万〜150万円が目安
- 営業利益率:20〜30%前後
(立地条件・稼働率に大きく左右される)
初期費用の具体例
コインランドリーの開業資金は、規模・立地・機器台数によって大きく変わります。ここでは 20坪程度・洗濯乾燥機6台+乾燥機10台の標準的な店舗 を想定した場合の費用例をご紹介します。
初期費用の内訳(目安)
| 項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 店舗取得費(保証金・礼金など) | 200万〜400万円 |
| 内装・設備工事費(水道・電気・ガス工事含む) | 700万〜1,200万円 |
| 機器購入費(洗濯乾燥機、乾燥機、スニーカー洗濯機など) | 800万〜1,500万円 |
| 看板・外装デザイン | 100万〜300万円 |
| 防犯カメラ・POS・両替機 | 100万〜200万円 |
| 広告宣伝費(オープン時) | 30万〜50万円 |
| 運転資金(開業後数か月分の固定費) | 100万〜200万円 |
合計:概ね2,000万〜3,500万円程度
※リース契約を活用することで、初期費用を圧縮し自己資金負担を軽くするケースも多いです。
まとめ
- 開業準備は 6か月〜1年 を見込む
- 利益モデルはシンプルだが、立地選定と稼働率が収益を大きく左右する
- 初期費用は 2,000万〜3,500万円前後 が目安(規模や設備仕様によって変動)
- リースや補助金を活用することで自己資金負担を軽減できる
コインランドリー開業を検討する際は、
「どれくらい投資できるか」と「投資回収のシミュレーション」 を明確にすることが第一歩です。
ランドリー開業に迷っているなら
コインランドリー開業をお考えなら
まずはランドリー総研のコンシェルジュにご相談を。