ランドリー総研
利益の出ている企業にとって、余剰資金をどう活用するかは大きな課題です。
単に銀行に預けておくより、節税しつつ長期的に安定した収益を生む事業 に投資する方が、資金効率は格段に向上します。
コインランドリーは、まさにその選択肢のひとつです。
1. 一括償却スキームとは？
通常、機械設備は「耐用年数に応じて毎年減価償却」されますが、一括償却資産制度を利用すると、購入した年度にまとめて経費として計上できます。
メリット
- 当期の利益を圧縮 → 法人税・所得税を節税
- 現金支出は変わらず、税額だけを減らすことができる
- 節税分を次の投資資金に回すことが可能
2. 具体的な数字で節税効果を検証
例：耐用年数13年の大型洗濯機を1台導入（機械代250万円）した場合
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 機械購入費 | 250万円 |
| 一括償却で当期経費化 | 250万円 |
| 法人税率（30％想定） | 30％ |
| 節税効果（概算） | 75万円 |
1台の機械で 75万円の税負担を圧縮 でき、さらにこの分を別の投資に回すことができます。
複数台導入すれば、数百万円規模の節税効果も可能です。
3. 耐用年数13年に対して、実際の稼働期間は？
税務上は耐用年数13年でも、実際に稼働する機械の寿命は10〜12年 が目安です。
- メンテナンスを行いながら使用すれば、収益を安定して長期間確保可能
- 退職後の年金代わりとして、安定した不労所得源を作ることができる
- 古くなった機械は更新しつつ、再度一括償却を活用して節税 → 次の投資に回すことも可能
4. 長期的な投資戦略としてのコインランドリー
利益の出ている企業にとってのメリットは：
- 税金対策と現金効率向上
- 安定収益源としてのキャッシュフロー確保
- 将来的な資産形成・引退後の年金代わり
節税と投資が同時にできる、数少ない中長期型の事業モデルです。
まとめ
- 一括償却スキームを利用すれば、当期利益を圧縮して節税
- 機械の実稼働期間は耐用年数よりやや短め、収益性は十分確保可能
- 節税分を次の設備投資や別事業に回すことで、資金効率の高い長期投資が可能