ランドリー総研

滋賀県野洲市。一軒家が立ち並ぶ穏やかな住宅街の風景の中に、一際目を引く洗練された施設があります。
「ランドリー&カーウォッシュ kireine(キレイネ)野洲店」。運営するのは、親子二代にわたってガソリンスタンドを経営してきた2代目オーナーです。
エネルギー業界が大きな転換期を迎える中、オーナーが「次なる一手」として選んだのは、長年温めてきた洗車とランドリーの複合経営でした。そこには、単なるビジネスの多角化ではない、地域インフラとしての強い使命感が宿っています。
熟練のサービス精神と、四半世紀にわたり信頼を寄せてきたタケウチビユーテー社の技術力が融合した、新時代の店舗の姿に迫ります。
ランドリー & カーウォッシュ kireine野州店・オーナープロフィール
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店舗名 3552_122eb0-91> |
ランドリー & カーウォッシュ kireine野州店 3552_4bfc69-e2> |
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住所 3552_7d3a4a-ba> |
〒520-2342 滋賀県野洲市野洲913ー3 3552_fc987f-30> |
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お名前 3552_ac4ef6-cc> |
花澤さん(オーナー) 3552_a5b8a1-ec> |
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開業年 3552_622a25-95> |
2022年 3552_5c021d-cb> |
【開業のきっかけ】タケウチビユーテーとの25年前からの信頼と、温め続けた「複合店」開業への構想
私の根底にあるのは、昔から変わらない「新しいもの好き」な性分です。かつてガソリンスタンドを経営していた時代も、周囲が二の足を踏む中でいち早くセルフ給油を導入したり、コンビニ併設を試みたりと、常に「次は何でお客様を驚かせようか」というシナジー効果を追求してきました。
そんな私の挑戦を、25年もの間、一番近くで支えてくれたのがタケウチビユーテーでした。彼らとの付き合いは、まだドライブスルー洗車機が珍しかった1999年に遡ります。当時の担当者と「これからは洗車も効率と質の時代だ」と語り合い、導入を決めたあの日から、私たちの信頼関係は始まりました。
ガソリンスタンドを売却するという大きな決断をした際、真っ先に頭に浮かんだのが、実は3〜4年前から構想を練っていた「洗濯の間に洗車ができる、時間効率を極めた複合店」というアイディアでした。
50年この業界を見てきた私にとって、新しいステージに挑むためのパートナーとしてタケウチビユーテーと共に歩むことは、もはやごく自然な、迷いのない選択でした。彼らは私の経営スタイルも、この街のお客様が何を求めているかも、すべて分かってくれていたからです。
【開業準備と開業後のリアル】巨大競合の出現。有人店舗だからこそできる「守りと攻め」の経営
2022年5月、満を持してオープンしましたが、直後に予想だにしない事態に直面しました。なんと1キロ圏内に、最新鋭の設備を誇る巨大な競合店が進出してきたのです。
正直に言えば、洗車部門は一時、苦戦を強いられました。「価格と規模」で真っ向からぶつかれば、消耗戦になるのは目に見えています。そこで私が立ち戻ったのは、ガソリンスタンド時代に叩き込まれた「有人店舗」の強みでした。
ランドリー & カーウォッシュ kireine野州店は、8時から21時までスタッフが常駐するスタイルを貫いています。機械操作に戸惑うお客様を即座にサポートし、店内の清掃を徹底する。この「安心感」と「清潔感」こそが、大型マンションのない一軒家エリアにおいて、最も強力な差別化になると確信したのです。
「雨の日はコインランドリーから持ち帰る際に洗ったばかりの布団が濡れるから、むしろ晴れた日にランドリーが動く」といった、現場でしか見えないお客様の行動原理を肌で感じながら、私は今も日々の運営を丁寧にブラッシュアップし続けています。大手には真似できない、血の通った「守りと攻め」を心がけています。
【経営の工夫と差別化】「ノンブラシ」×「POS連動」。タケウチビユーテーにしか出せない付加価値
数あるメーカーの中で、なぜ私はタケウチビユーテーを信じ続けるのか。最大の理由は、他社には決して出せない「ノンブラシ洗車機」という圧倒的な武器の存在です。
車を大切にするお客様にとって、洗車機のブラシは「傷がつくかもしれない」という不安の種でした。その不安を、高圧水だけで汚れを吹き飛ばす技術で解消する。この機能こそが、私の店を選んでいただくための強力な理由になります。
さらに、経営面での決め手となったのが、ランドリーと洗車を高度に一元管理できるPOSシステムとの親和性でした。それぞれをバラバラに管理するのではなく、スムーズに一括して把握できる。この効率的な連携を、私の運営スタイルに合わせて提案してくれたのもタケウチビユーテーでした。
長年の付き合いがあるからこそ、営業担当者は私の意図を深く汲み取り、トラブルの際も「融通の利くサポート」で柔軟に解決してくれます。この信頼の厚みこそが、無人のセルフ店には逆立ちしても真似できない、ランドリー & カーウォッシュ kireine野州店の強みなのです。
【「洗車×ランドリー」という経営判断の価値】「一軒家エリア」の常識を覆す。世帯数に頼らない、洗車と洗濯の相乗効果
野洲という地域は、昔ながらの一軒家が立ち並ぶ住宅街が中心です。正直なところ、開業前は少し不安もありました。一般的にランドリー経営の成功セオリーといえば、狭い範囲に多くの世帯が密集する「大型マンション」があるエリアです。世帯数が多ければそれだけ回転率が見込めますし、一軒家が多い場所は「家で洗って干す」のが当たり前だと思われていたからです。
「一軒家ばかりのこのエリアで、本当にランドリーに足を運んでくれるだろうか?」
そんな私の心配をよそに、蓋を開けてみれば、世の中の環境変化は私の想像以上に進んでいました。共働き世帯の増加や、家事の時短意識の向上によって、かつては「外で洗うもの」ではなかった洗濯が、今や日常を効率化する賢い選択肢として、野洲の街にもしっかりと浸透していたのです。
特に驚いたのが、お客様からいただく「洗車の拭き上げが終わる頃に、ちょうど洗濯物の乾燥も終わる。この流れが最高なんだよね」という声です。洗車とランドリー、それぞれの待ち時間である「20分〜30分」を重ね合わせることで、二つの家事を一度に終わらせる。この合理性が、マンションのような世帯密度に頼らなくても、一軒家にお住まいの忙しい方々のライフスタイルに劇的にフィットしました。
「家で干す場所はあるけれど、一気に、綺麗に、乾かしたい」。そんなニーズに応えるべく、花粉や黄砂の時期はもちろん、布団洗いの利用も今では全体の2割まで伸びています。車で大物の布団類をドサッと運び込み、その待ち時間に車もピカピカにする。一軒家エリアだからこそ生まれる「車×ランドリー」という合理的な家事のスタイルが、この街のスタンダードになりつつあるのを肌で感じています。
【オーナーとしての本音】「綺麗」の先にあるもの。地域に愛されるコミュニティを目指して
私たちの店名は「kireine(キレイネ)」。ここには、車も衣類も、そしてここを訪れたお客様の心まで綺麗になっていただきたいという、私の純粋な願いを込めています。
スタッフが常駐し、お客様と何気ない会話を交わしながら、「いつも綺麗にしてるね」と声をかけていただける瞬間。それが、50年の経営人生を歩んできた私にとって、何よりの喜びであり、明日へのエネルギーになります。
今後は、当初からの夢であったカフェ併設も視野に入れ、さらに「ここにいたい」と思っていただける滞在価値を高めていきたいと考えています。単なる作業をこなす場ではなく、地域になくてはならない「憩いのインフラ」として。私はこれからも、25年来の戦友であるタケウチビユーテーと共に、この場所を守り続けていきます。
【ランドリー総研の視点】ガソリンスタンドマインドの継承が、画一化する市場を打ち破る
ランドリー & カーウォッシュ kireine野州店様の事例は、コインランドリー業界が忘れがちな「接客と清掃」という基本の重要性を再認識させてくれます。
特筆すべきは、タケウチビユーテー社が提供する「ノンブラシ洗車」というハードウェアと、オーナー様が半世紀かけて培ってきた「有人運営・おもてなし」というソフト面の見事な融合です。競合がひしめく1キロ圏内において、価格競争に陥ることなく、「安心・信頼・実利」という軸で独自の価値を確立したこの姿勢は、今後の複合経営における一つの完成形と言えます。
25年来のパートナーシップが生んだ「POS連動」などの高度なシステム構築も、多店舗展開や真の効率化を目指すオーナーにとって、非常に示唆に富むモデルケースであることは間違いありません。
(ランドリー総研 編集長:吉岡 文香)
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記事では伝えきれなかった背景や、実際の運営・経営のリアルについて、内容に応じて、オーナーへの取次や追加情報のご案内が可能な場合もあります。
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