ランドリー総研

第10回コインランドリー店アワード「特別賞」受賞、誠におめでとうございます!
アワード受賞を目指すなら、初年度の熱量がすべて。
2025年7月26日の開業前から、その覚悟は決まっていました。
東京都葛飾区柴又の情緒あふれる街並みに誕生したこの店舗は、
わずか1.5坪という極小スペース。
しかし、そこにはオーナーご夫妻の
「誰かの生活を支えたい」という深い愛情と、柴又の街への想いが凝縮されています。
柴又洗濯処・オーナープロフィール
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店舗名 2853_0e07a8-7d> |
柴又洗濯処 2853_121338-2f> |
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住所 2853_5fa032-16> |
〒125-0052 東京都葛飾区柴又6丁目7−16 2853_3c4eae-4e> |
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お名前 2853_3a53ce-48> |
青柳さん(オーナー) 2853_d9cebd-94> |
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開業年 2853_a878a0-9c> |
2025年 2853_7fe74c-71> |
【開業のきっかけ】誰かの生活の一部になりたい。剣道を通じて知った洗濯の重み
この土地を見つけた時、「家を建てるなら、ここで何かを始めたい」
と考えたのがすべての始まりでした。
柴又という場所柄、お土産物屋などの選択肢もありましたが、
私が選んだのは「コインランドリー経営」です。
私自身、剣道を嗜む中で、
重くて乾きにくい剣道着を洗う苦労を誰よりも知っていました。
「会社員としての本業の仕事も大好きですが、
それとは別に、自分の場所で誰かの生活の一部になり、
心から役に立てる場所を自らの手で作りたい」。
副業としてのスタートではありますが、
一切の妥協を排し、この限られた広さの中に、
街の人々の日常を支えるという大きな志を込めました。
【開業準備】海と人を守る選択。葛飾区初導入の洗剤に込めた私の願い
開業準備中、「2025年コインランドリーEXPO」で運命的に出会ったのが、
環境配慮型洗剤「wellwash」でした。
「人の生活と地球環境の役に立ちたい」という私の理想に、
排水の先まで責任を持つブランド哲学が深く共鳴したのです。
環境負荷を抑えつつ、肌への優しさを極限まで追求する姿勢に確信を持ち、
葛飾区初の導入を決めました。
今では噂を聞きつけた方々が千葉県から「量り売り」を求めて訪ねてくださるほど。
肌の弱いご家族を想う親御さんの切実な願いに、
自信を持って応えられる環境を整えられたことは、私の大きな誇りです。
【開業後の運営実態】1.5坪が生み出す、驚くべき「密度」と「繋がり」
開業してみると、この場所でのコインランドリー経営は嬉しい誤算の連続でした。
目の前のスーパーのお客様が買い物ついでに寄ってくださり、
近隣の民泊に泊まる観光客の方が大きな袋を抱えてやってくる。
さらには地元の相撲部屋の力士の方まで利用してくださっています。
歩きや電車での来店が9割を超えるこの狭小店舗は、
今や柴又の濃密なコミュニケーションの場となっています。
「大好きな本業を終えた後、
夜の30分ほど一人で店を清掃する時間が、楽しくて仕方ありません」。
本業にも全力を注いでいるからこそ、
この場所で地域の皆さんと直接繋がれるひとときが、
私をリセットしてくれる最高の時間になっています。
【成功の工夫と差別化】手書きのボードに宿る「人の気配」と、大切なお洋服への想い
店の入り口では、
妻が担当する手書きの掲示板が道ゆく人の目を楽しませています。
店舗のお知らせ等をイラストと共に届けるそのボードを
写真に撮る方がいるほど、街の名物となりました。
外観はシンプルかつモダンに。
「ヤギ(青柳)」のロゴも、柴又の街並みの中で小粋なアクセントになっています。
「洋服を着ない人はいない。
だからこそ、その大切なお洋服を洗わせてもらえることが何よりの喜びです」。
その想いがあるからこそ、日々の清掃にも自然と熱が入ります。
【店舗づくりと経営判断のポイント】「非日常」を演出する、極小スペースの美学
13坪の土地のうち、店舗面積はわずか1.5坪。
この限定された空間を、私は
「忙しい日常の中の、自分へのご褒美の時間」と定義しました。
大きな畳み台はありませんが、
そこには心地良い空間と、環境への優しさが満ちています。
「家を建てる場所で始めるからこそ、
地域に愛される最高のものにしたい」。
その決断が、アレルギーに悩むご家族や、
環境意識の高い方、そして柴又を愛する地元住民の皆様を惹きつける力になったのだと感じています。
【オーナーとしての本音】本業も、コインランドリー経営も。両方を愛するからこそ生まれる活力
「今も本業が大好きですし、プロとして全力を注いでいます。
その一方で、このランドリーという場所を持てたことで、
私の人生はより豊かになりました」。
大好きな仕事と、大切な地域への貢献。
現在は、子どもたちの未来を、
コインランドリーを通じて支えられるような構想も練っています。
洗濯というサイクルが、誰かの生活の心地よいリズムになり、
明日への活力になるように。
この1.5坪から、世界で一番「人のため」を想う洗濯の時間を届けていきたいです。
【ランドリー総研の視点】「二つの情熱」が、1.5坪を無限の価値に変える
今回の事例は、オーナー様が
「本業を愛しつつ、副業としてランドリーを営む」
という理想的なデュアルライフを、
極めて高いレベルで実現している点が非常に印象的です。
1.5坪という限られたスペースを逆手に取り、
「海を守る・人を守る」という明確な哲学を詰め込んだ戦略は、
本業で培われた高いプロ意識があったからこそ。
葛飾区初となる洗剤の導入は、
単なる差別化を超え、
地域住民の「安心」というインフラとしての役割を確立させています。
また、特筆すべきはオーナー様の「人となり」です。
「洋服を着ない人はいない。
その大切な一着を洗わせてもらえるのが嬉しい」という、
謙虚でありながら情熱的なメッセージは、
デジタル時代において何よりも強い集客力となっています。
無人店舗でありながら、奥様の手書きボードを通じて「人の体温」を伝え続ける。
この1.5坪の空間は、
これからのコインランドリーが目指すべき
「地域共生」と「自己実現」の理想的な姿を提示しています。
(ランドリー総研 編集長:吉岡 文香)
この事例について、もう少し詳しく知りたい方へ
記事では伝えきれなかった背景や、実際の運営・経営のリアルについて、内容に応じて、オーナーへの取次や追加情報のご案内が可能な場合もあります。
ご興味のある方は、ランドリー総研コンシェルジュまでお気軽にご相談ください。








