ランドリー総研

第10回コインランドリー店アワード「店舗デザイン部門賞」受賞、誠におめでとうございます!
今回の事例は、実家の畑という大切な資産を、
オーナー様の「大好き」という情熱で見事に生まれ変わらせた
土地活用のプロジェクトです。
元公務員の奥様と、
現在も会社員として活躍される旦那様。
お二人が富士宮の豊かな景色の中に作り上げたのは、
単なる洗濯の場ではなく、
街の新しい「名所」となるような場所でした。
STEP in BUBBLE・オーナープロフィール
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店舗名 2903_5d2e90-3a> |
STEP in BUBBLE 2903_c5407c-11> |
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住所 2903_79a5a0-03> |
〒418-0013 静岡県富士宮市大岩139-15 2903_632a89-a2> |
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お名前 2903_e4f457-4b> |
渡井さん(オーナー) 2903_c63f74-34> |
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開業年 2903_731f05-e3> |
2025年 2903_308232-87> |
【開業のきっかけ】「畑」から「憧れのお店」へ。遊休地を活かした、人生のセカンドステージ
きっかけは、夫の実家の畑をどう活用するかという相談でした。
「いつか仕事が終わったら好きなことを」と思っていましたが、
そのチャンスは意外にも早く訪れました。
私は元々、海外のランドリーの写真を見るのが大好きで、
1950年代のアメリカンスタイルを
自分の手で再現したいという強い想いがありました。
雑貨とカフェをやりたいという軸は決まっていましたが、
人件費を抑えつつ、地域の方々に長く喜んでもらえる場所にするため、
ランドリーとの複合店という形を選んだのです。
約10年間勤めた職場を退職し、人生の新しい挑戦が始まりました。
【開業準備】憧れのランドリー経営のために、こだわり抜いた店舗設計
店舗のデザインに、プロのデザイナーは入れていません。
設計士の方に私の理想の窓枠の大きさや配置、色彩を細かく伝え、
約1年半かけてじっくりと構想を練り上げました。
初期投資は大きな決断でしたが、
母が長くクリーニング業に携わっていたため、
現場の知識を教わることができたのは大きな支えでした。
また、地元の専門業者の方から個人開業の良さを教えていただき、
自分たちの個性を出せる独立開業を選択。
機械は長年の信頼があるTOSEI社製を選び、
安心して運営できる体制を整えました。
【開業後の運営実態】「乾きが早い」の秘密。1日4回、真心のこもった清掃が生む安心感
現在は無人運営ですが、
清掃の頻度と丁寧さにはどこよりもこだわっています。
毎朝5時前、昼、夕方、そして夜の閉店後の計4回。
義理の両親の協力も得て、
朝晩は各1.5〜2時間、昼も40分は欠かさず掃除をしています。
お客様から「他の店よりも乾きが早い」
と言っていただけることが多いのですが、これはこまめな清掃によって、
機械が常にベストな状態で動いているからだと思っています。
雨の日こそ、時間をかけて隅々まで磨き上げる。
その積み重ねが、清潔で心地いい空間を作っています。
【成功の工夫と差別化】SNSで「みんなに育ててもらう」。富士山を望む窓が世界中と繋がる
広告費にお金をかけず、
Instagramを通じてファンの皆様に「育ててもらう店」を目指しました。
こだわりの内装は、
結婚式の前撮りやアーティストのジャケット写真の撮影場所としても愛されています。
さらに、北向きに設置した大きな窓からは富士山が一望できます。
ランドリーの待ち時間に、カフェのドーナツを片手に富士山を眺める。
その「楽しい体験」がSNSで広がり、
今では市外・県外、さらには海外からの旅行者も訪れるスポットになりました。
【店舗づくりと経営判断のポイント】ランドリー×カフェの相乗効果。会話が弾む「街の集い場」の実現
ランドリー(営業時間5:00〜23:00)と、
雑貨・カフェスペースを店内で繋げたことは大きな正解でした。
保健所との兼ね合いで仕切りが必要など苦労もありましたが、
それ以上に、待ち時間を「豊かな時間」に変えられるメリットが勝っています。
カフェスペースでは自然とお客様同士の会話が弾み、
新しい輪が広がっていく。
単なる作業場所ではない、地域に必要とされる場所へと成長しています。
【オーナーとしての本音】土地活用が繋いでくれた、幅広い人たちとの「心地いい関係」
ランドリー運営は忘れ物対応なども大変ですが、
Instagramで当日中に発信することで、
それがまた新しいコミュニケーションのきっかけになっています。
公務員時代には経験できなかった、多様な人たちとの温かな繋がり。
カフェで誰かの笑顔に触れ、大切なお洋服を預けていただく。
初期投資の大きさや準備の苦労もありましたが、
予想を上回る活気に、
「この土地を活用して、この場所を作って本当に良かった」と確信しています。
【ランドリー総研の視点】「土地活用」を「ここでしかできない体験」に変えた、アイデアの光るコインランドリー経営
今回の事例は、単に「畑に建物を建てた」という土地活用ではなく、
「ここに来るのが楽しみになる体験」を作り出したことが成功の鍵だと感じます。
アメリカのレトロなお店のようなワクワクするデザインに、
「窓から見える富士山」という贅沢な景色を組み合わせることで、
遠くからでもわざわざ行きたくなる目的地になりました。
そして、その人気を支えているのは、
1日4回も行われる丁寧な清掃です。
清潔であるという安心感が、
「また来たい」というリピーターを増やしています。
オーナー自身の「好き(カフェ・雑貨)」と
「みんなの役に立つこと(ランドリー)」を、家族の土地の上で上手に結びつけた、
これからの土地活用のヒントが随所に散りばめられた、
最高にワクワクするコインランドリー開業事例です。
(ランドリー総研 編集長:吉岡 文香)
この事例について、もう少し詳しく知りたい方へ
記事では伝えきれなかった背景や、実際の運営・経営のリアルについて、内容に応じて、オーナーへの取次や追加情報のご案内が可能な場合もあります。
ご興味のある方は、ランドリー総研コンシェルジュまでお気軽にご相談ください。








